事業承継セミナーを終えて。

3月11日、先週の金曜日

代表の草場が事業承継セミナーに登壇し、自身の実体験をもとに事業承継についてお話しさせていただきました。

SEIKOSCMは、祖父・父・娘と3代にわたって同族での事業承継を行っております。

元々、弊社を継ぐ予定はなく、臨時のピンチヒッターとして就任した3代目は、まず、製造業を知ることからのスタート。

業界での常識とされることや、モノがつくられる仕組みなどを猛勉強し、会社の経営を立て直すことに成功します。

そして、現在は新たな挑戦として自社ブランドの立ち上げや、町工場という場を活かした文化活動も盛んに行っております。

今回のセミナー全体を通して、事業承継をするということはどういうことなのか、を改めて考えました。

企業によって風土や文化は様々なので、事業承継における正解がないのは当然ですが、弊社では、「これまでの組織の文化を理解した上で、良い部分は踏襲しつつ、変革すべき部分はイノベーションをもたらす」という捉え方をしています。

弊社も、昨年に創業60周年を迎え、創業当時から持つ独自の文化を継承しながら、長く社会に必要とされる企業であり続けるために、常に新しいことに挑戦し、良い意味で枠に収まらない姿勢を追求していきたいと考えております。

セミナー中、代表の言葉の一つに、「自分のvisionが明確に創造できた時、その時が本当に事業承継できた時!」というものがございました。

この言葉は、事業承継を行う代表という立場だけでなく、そこで働くスタッフの心構えとしても通づる部分があるように感じます。

「その会社でどのようなことを実現したいのか、その会社で将来どのようになりたいのか」

そういったことが明確にvisionとして描ければ、その夢に向かって会社とともに人はどんどん成長していけるのではないか。

そのような思いで私たちは、明日からも元気なSEIKOSCMであり続けます。