工場の祭典

10月1日〜4日に開催された 新潟・燕三条「工場の祭典」。

わたしたちも、製造の現場スタッフを含む11名のメンバーで行ってきました。

今年は最多の68社が参加した盛大な祭典でした。

日本一社長の多い工場の町は、時代に則して形を変えながら、地域に根付いたものづくりの維持と新たな発信の場として、賑わいを見せ続けています。

同じ工場の町として、大きな衝撃を受けて帰って来ました。

世界に誇る爪切りブランド「諏訪田製作所」さん
工場内は機械もユニフォームもモノトーンで統一されている
作業されている姿が際立って見えます。
工場の向かいに併設されたショップでは、実際に爪切りを使ってみることができます。
テラスでコーヒーも飲めます。
三条特殊鋳工所 /「サントクさん」の 鋳物ホーロー鍋。
鍋にする鉄を溶かしているところ。
水よりもサラサラの鉄が流れ込む光景は圧巻。
吉金製作所 / 山谷産業さんの包丁。
その場で入れて貰う美しい刻印に全てが現れています。
カリスマ美容師鋏を製作されている「山村製作所」さんの鍛造風景。
ドーン!と11層に重ねられた真っ赤な鋼板が流れてきます。
幾つもの機械工程を経て、最後は手仕事で仕上げます。
これはどの工場にも共通しています。
時代が変わっていっても、無くすことの出来ない部分です。
から絞り!「時田工場」さん
無形文化財工房の「玉川堂」さん。
一枚の円盤状の銅板を叩いて注ぎ口まで形を作り出していきます。

まだまだ見応えのある工場はたくさんありました。2日ではとても回りきれません!

ちょうど2日は、金型の森田部長のお誕生日!みんなで寄せ書きして新潟のお米をプレゼント。

沢山の職人さんの思いの詰まった祭典は、とても濃くて味わい深い旅となりました。

作るものは違えど、ものづくりにかける思いは同じです。

同じものづくりの町、東大阪の工場として負けじと頑張っていこう!!と、朝の報告会は決起集会となりました。また来年も足を運びたいと思います。